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Vol.8 元銀行員が明かす「創業融資」獲得のための必勝テクニック

元銀行員が明かす「創業融資」獲得のための必勝テクニック

銀行の融資の審査はどのように行われているの? 

 銀行の融資審査は、次のような手順で進みます。
 1.銀行に相談→2.必要書類を揃える→3.申し込み→4.面談→5.実地調査→6.融資決定→7.契約の締結
 銀行への相談から契約の締結まで、1〜2か月ぐらいかかると見込んでいたほうがいいでしょう。
 申し込みには、たくさんの資料を提出しなければなりません。謄本・印鑑証明書・事業計画書・通帳コピーなどです。それらの提出資料をもとに、銀行は一体どのような審査をして、融資の可否を判断しているのでしょうか。
審査のポイントは主に以下3つです。

  1. 融資したお金は何に使われるのか?<資金使途>
    ばくぜんと「創業後は不安なので、200万円ぐらい確保しておきたい」と言っても銀行は貸してくれません。融資したお金が何に使われるのかを、提出書類によって明確に示す必要があります。
    (1)設備資金・・・内装・外装・機械設備など ←見積り書の提出が必要!
    (2)運転資金・・・人件費、家賃、広告費など ←事業計画書で確認!
    ※人件費なども、例えば20万円×3か月分=60万円のように、すべて根拠を示すことが必要です。
  2. 融資したお金はどうやって返されるのか?<返済原資>
    銀行側にとって「融資したお金が確実に返済されるか」という点は、重要なポイント。「業績計画」の利益という項目に注目し、融資したお金が事業に使われ、その結果、どのように利益を出し、返済できるのかをチェックします。面談では、その事業計画の実現性、裏付けなどをヒアリングされることがあります。
    そのため「業績計画」には、返済が十分可能な利益計画を落とし込むことが必要です。
    また創業年だけではなく、月次で3か年ぐらいの計画を立てることをおすすめします。
  3. 経営者は信用できる人物なのか?<経営者の人物像>
    そして最後に、経営者自身の審査です。経営者個人の保有資産(預金残高)ももちろん審査ポイントになりますが、何より経営者が「誠実」であるかが問われます。
    銀行は、「もし企業の業績が悪くなったとき、この経営者はどんな行動をするだろう」ということを見定めているのです。
    絶対にいけないのは「ウソ」をつくこと。
    融資の審査過程で、必ず審査官との「社長面談」がありますが、その時に、すぐに返答できない質問をされるときがあります。その時は知ったかぶりをせず、「わからないので、後日調べてご回答します」と答えましょう。それが誠実で、正しい対応になるのです。

創業融資では、上記3つが主なポイントですが、業歴を1年、2年と重ねるごとに、会社の実績=決算書がとても重要な審査材料になります。銀行は、その決算書をもとに、会社を「格付け」し、融資の判断に活用するのです。

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