創業時に人材を集める3つの掟

マーケティング ユア セルフ

平松「もう一つ大事なことは、“Marketing Yourself”??つまり自分をマーケティングすることです。これはSONYに13年いた後に言っていることなのですが「自分自信がプロダクトだ」という考え方です。ここでよく勘違いが起きるのですが、マーケティングとは「自分を売り込むこと」ではありません。「自分の価値をつくること」がマーケティングです。

方法としては、まず、自分というプロダクトがいま社会のなかのどこに位置しているのかを考えます。このとき、自分=プロダクトと考えると、現状とは別に「どういう人(市場)にどんな価値を発揮したいか」という目的が浮かびますよね。そうしたら次の5つのステップを実行します。

「O・S・A・E・A」と呼んでいるのですが、@Objective:目標の設定、AStrategy:戦略の構築、BAction Plan:行動計画の立案、CExection:実行、DAssessment:評価測定、です。仕事をするときは、自分が今これらの座標軸のどこにいて、何をやっており、何が計画通りいっていて、何が足らないのかといったことなどをチェックするようにしています。

第三に、これはベンチャーキャピタルの特徴によって異なる部分もありますが、

自分を変える5つのステップ「O・S・A・E・A」
  • Objective 目標の設定
  • Strategy 戦略の構築
  • Action Plan 行動計画の立案
  • Exection 実行
  • Assessment 評価測定

ボクはこれまでいくつかの転職をしてきました。しかしこのことを常に考えてきたので、常に自分の価値が高まるように辞められたと思っています。「嫌だから」という理由で辞めたことはありません。

SONYを辞めたときも、次の仕事はアメリカンエクスプレスのディレクターとして入り、副社長になりましたし、その後はIDGコミュニケーションズの社長、それからAOLジャパン、IntuitジャパンのCEOと続きました。

?自分をマーケティングするということは、5つのステップを通して「自分自身を変える」ことが必要ですよね。これは結構難しいと思うのですが、どうすればよいのでしょう?

平松:変化するのは難しくないのですが「自分に変化するのが必要だなと認識すること」が難しいのだと思います。そういう時にはやはり「外部の資源を利用する」とよいと思う。僕のところでもよく来ますが、自分のメンターのような存在の人に相談することですね。

このとき、相談するスタンスも注意が必要です。例えばあなたが「A」という選択肢と「B」という選択肢で迷っていたとしても、「AとBどちらがよいでしょう?」と聞かないことですね。「こういう理由ではAがよいけれど、こういう理由ではBがよい。」などとロジカルに説明できる状態で、相談するとよいです。

その上で、跳ね返ってくる相手のリアクションをみます。そうして判断していくと良いと思います。もちろん最後は自分で決断すること。人任せに自分の決断をするようではいけませんね。