ベンチャーキャピタリストは「起業家」のココを見る

ユーザー視点から市場規模を推測し成長市場で戦う

― 最後に起業家のみなさんへアドバイスをお願いします

竹川:起業をするときにまず重要なのは「 ユーザー目線から市場規模を推測し、より大きな成長や拡大が見込まれる市場で挑戦する こと」だと思います。ユーザー目線で自分たちのサービスや製品が「本当に求められているか」を考えぬき、その上で「世界中にどれだけの人が自分たちのサービスのユーザーとなっていくか」を考えます。
10人や20人では事業になりませんが、何千万人、何億人が自分たちのサービスを使っているかどうか。この視点で事業を考えるとわくわくしませんか?

そして、解決されていない課題や満たされていないニーズは、世界中にまだたくさんあります。これからも環境の変化で生まれ続けてくるでしょう。それらを発見するためにも、 日々の洞察も大事ですし、忘れていた「自分自身の原体験」を思い出してみるのもよい と思います。それらのアイデアの事業化を私たちがお手伝いできれば最高ですね。

起業家とベンチャーキャピタリストや大企業をつなぐ交流会

最後に、竹川氏も運営に参画しているサイバーエージェントベンチャーズが主催の創業者向けのイベント(一部招待制)を紹介する。これらのイベントは、ベンチャー起業家とベンチャーに投資を考えているベンチャーキャピタリストや大企業の投資事業担当者が参加する。

RISING EXPO:日本最大級の起業家と投資家のマッチングイベント

RISING EXPOは、国内外の有力ベンチャーキャピタル・大手事業会社など、各国のベンチャー業界を支える有志が一堂に会するアジア最大級の資金調達・事業提携の場。事前選考を通過したベンチャー企業が、100名以上のエグゼクティブやキーマンに対するプレゼンテーションやネットワーキングを行うことができる。

>>RISING EXPO

CROSSOVER:大企業とベンチャー企業の共創を目指すコミュニティ

CROSSOVERは、大手事業会社の事業提携・資本提携のキーマンと、スタートアップ企業経営者が一堂に会する事業提携イベント。『事業会社とベンチャーの共創で日本を、世界を変える』をテーマに掲げている。

>>CROSSOVER:2014年3月のイベントの報告

(インタビュー・編集 田中 嘉)
BB-WAVE掲載日:2014年11月19日

ココ重要!
  • 一般的な融資と異なり、起業初期に大規模な出資を受けることも可能。「大きく成長するために資金が必要」な起業家はVCからの資金調達が向いている。
  • 「良い?壁うち”相手」として課題解決のアドバイザーとしての資金調達以外の観点からもメリットあり。
  • 良い起業家の共通点は、起業の動機が自身や身近な人の原体験に基づいていることと、真剣にユーザーの視点でものごとを考えていること。
  • ユーザー目線から市場規模を推測し、成長が見込まれる市場で事業を立ち上げることが重要。
  • 解決されていない課題や満たされていないニーズを発見するためには、日々の洞察を大切にしたり、忘れていた「自分自身の原体験」を思い出してみるのもよい。