経営で困る資金繰りを助ける助成金・補助金についての秘訣を紹介します。年間1000種類以上(一説には3000種類!)存在すると言われてる助成金。申請には労力もリスクも必要ありません!

最大1500万円!正社員雇用時の「人材採用助成金×3種類」

売上の30〜40%が人件費

企業にとってもっとも大きな経費は「人件費」です。業種業態によってブレはあると思いますが、各種調査データなどを見ると、概ね売上の30〜40%を締めることが多いようです。

  1. TKC経営指標(BAST)要約版・速報版
    http://www.tkc.jp/tkcnf/bast/sample/

代表的な業種を上げてみると、以下のような形です。「人が商品になる業種」は高く、「物が商品になる業種」は原価があることから基本的に比率は下がります。

もっとも、いずれにせよ、大きな比率であることには変わりません。

  1. 受託開発ソフトウェア業:53.2%
  2. 経営コンサルタント業:46.9%
  3. 広告業:19.1%
  4. 旅館、ホテル:31.2%
  5. ラーメン店:36.6%
  6. そば・うどん店:40.7%
  7. パン小売業(製造小売):36.8%
  8. コンビニエンスストア:10.5%

採用コストも増加中、労働人口は毎年50万人減と激減中

このグラフをご覧ください。これは国土交通省が作成した日本の人口推移グラフです。

最大1500万円!正社員雇用時の「人材採用助成金×3種類」

出展:国土交通省

これを見るとわかりますが「この数十年で爆発的に人口が増えた」のです。太平洋戦争の時には8000万人程度であり、そこから1億2900万人まで一気に増加し、そしてまた数十年かけて半減していきます。長期的に見てみると、日本列島の人口は「今現在」がいかに多いかがわかります。

ちなみに江戸時代は3000万人くらい、鎌倉時代前後は600万人くらい、縄文時代もついでに調べてみたところ最大で26万人くらいだったそうです(弥生時代になると50万人を超える!)。

年々、社員採用も大変になってきています。このグラフを見る限り、来年はもっと大変になる見込みです。

マイナビの調査によると、採用コストの平均は「年間採用経費は353万円」、「1人当たりの求人広告費は40万円」になったそうです(2014年)

  1. 2014年中途採用状況総括
    http://news.mynavi.jp/series/tensyoku2014/001/

紹介会社に依頼すると、上記の金額は「年収の35%」に跳ね上がります。おおよそ150万円/人です。企業は人なり!とは言え、なかなか難しい問題です。

年間で最大1500万円助成が受けられる「正社員雇用助成金」

そこで登場するのが、正社員雇用時に受給できる助成金です。概要を記載いたしますので、ご興味ある方はあまり悩まず「助成」を受けると良いと思います。知ってる会社経営者の方は「みんな」申請し、年間数百万円をもらっています。

  1. まずは定番「キャリアアップ助成金(50万円/人、最大750万円/社)」
    有期雇用の社員を3〜6ヵ月後に正規雇用に転換すると50万円が受領できます。最近では採用当初は有期雇用をし、問題無ければ正社員雇用にするといった採用形態を取る企業がだいぶ増えています。これは「試用期間内での採用取り消しが実は非常に難しい」という問題から来ています。またこの話は後日本コラムでも取り上げたいと思います。
  2. 本社が東京の企業さんは「東京都正規雇用転換促進助成金(50万円/人、最大750万円/社)」
    http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/koyo/hiseiki/tenkan/
    東京都内に本社のある企業に限り、更に追加で50万円が取得できます。こちらは東京都が独自に用意した制度です。私が事前に聞いていたのは「予算は1500人まで」という情報でした。開始からまもなく1年、まだ募集が続いているというのは、よほど申請企業が少ないのだと思います。皆さん、せっかくの制度、是非上手に活用し、予算を使いきって下さい(おそらく申請担当の方も応募が少なく困っているのではないかと思います…)。
    最大1500万円!正社員雇用時の「人材採用助成金×3種類」
    ちなみに、東京では「TOKYOはたらくネット」というホームページで様々な企業向け支援施策を告知しています。同様のサイトが都道府県ごとに用意されていることも多いため「雇用助成金 茨城県」といった形で検索してみてください。だいたいはこの検索ワードで出てくるはずです(茨城県の部分は皆さんの該当県名に置き換えてください)。
  3. 採用するのが女性社員であれば「女性活躍加速化助成金(計60万円)」も
    こちらのコラムでもご紹介しました助成金も合わせて申請するのも良いかと思います。採用サイトを作る原資にしても良いかもしれません。先着700社、まだまだ枠は余っています。〆切は2016年3月末日の予定です
    http://bb-wave.biglobe.ne.jp/shiraishi_column/22/

そもそもの採用コストを40万円以下に抑える「新しい採用サービス」

最後に中小企業向けの格安採用サービスを一つご紹介して、今回は終了したいと思います。最近話題の「シェアリングエコノミー型」の採用サービスです。特許の公開もされている全く新しいサービスです(※特許申請番号:特開2013-120583)。

  1. 推薦状ネットワーク
    http://suisenjo.net/
    採用面接で「ご縁が無かった人材」をお互いに紹介しあうサービス。
    一人10万円で採用可能。推薦した企業にはその内5万円がバック。
    中小企業・スタートアップ企業同士の助け合いの新しい採用方式です。

最大1500万円!正社員雇用時の「人材採用助成金×3種類」

特許も公開中の本サービス、説明用のマンガも作ってみました。
是非見てみて下さい→(マンガ資料へ

人材採用コストはできれば「50万円以下」に抑えることが重要です。そうすれば、採用コストを結果的に助成金で全額まかなうことが可能になります。「推薦状ネットワーク」など、今風の新しい格安採用サービスなどを上手く活用し、是非「正社員雇用」を増やしていって下さい。

今回の女性活躍加速化助成金は上記のゼロ助成金の反省を踏まえ、手続きを簡素化し、より申請しやすくしたそうです。それでもあまり話題になっていないのが悲しいところですが、是非、本記事をご覧になられた企業経営者の方は申請を検討してみてください。

人口が減少するこれからの社会こそ「企業は人なり」なのでは無いかと思います。
※採用したら人材育成助成金を活用し「社員研修」の実施も是非! MG研修が私の一押しです!

それではまた次回もよろしくお願いします。

追伸.
ちなみに「企業は人なり」は誰の言葉かご存知でしょうか・・・?
答えは「松下幸之助」氏になります。神様ですね。

白石 崇(しらいし たかし)

白石 崇(しらいし たかし)
筑波大学時代、吉田研究室にてコンピュータコミュニケーションを専攻。
大学卒業後、NTTに入社。SE、営業、プロバイダーぷららの企画部を経験。
2001年、(株)サイバーエージェントに入社。同社初のコンテンツ制作部門「メルマガファクトリ」立ち上げ。
2002年、「(株)ライトアップ創業( http://www.writeup.co.jp )。
創業後、企業のメールマガジン編集代行業務から、バズマーケティングと事業領域を広げ、現在ではクラウドサービスの共同開発組合(JDネット: https://jdn.wgps.jp/ )を運営、加盟企業は1,300社超。
また、国内初の「補助金・助成金取得支援クラウドサービス:Jマッチ( http://www.jmatch.jp )」をリリース。
2014年現在14期目突入、社員80名。