経営で困る資金繰りを助ける助成金・補助金についての秘訣を紹介します。年間1000種類以上(一説には3000種類!)存在すると言われてる助成金。申請には労力もリスクも必要ありません!

一億総活躍社会と助成金の関係

一億総活躍社会と助成金の関係

2016年のキーワードは「一億総活躍社会」

昨年、安倍政権から「一億総活躍社会の実現」が提言されました。

※以下首相官邸記事
我が国の構造的な問題である少子高齢化に真正面から挑み、「希望を生み出す強い経済」、「夢をつむぐ子育て支援」、「安心につながる社会保障」の「新・三本の矢」の実現を目的とする「一億総活躍社会」に向けたプランの策定等に係る審議に資するため、「一億総活躍国民会議」が設置されました。

補正予算もこのテーマにそって策定されています。

  1. 一億総活躍実現に力点 財政演説、補正予算案を説明
    https://id.nikkei.com/lounge/auth/password/proxy/post_response.seam?cid=15720023

この流れは、当然「補助金・助成金」にも大きな影響があります。このキーワードに沿ってどんな助成金が増えつつあるか、中小企業経営者目線で見るとこちらのような内容だといえます。

  1. 女性社員雇用、育成向けの助成金
  2. 第二新卒採用向けの助成金
  3. シニア雇用向けの助成金

今回は、この中から「女性」をテーマに情報をまとめてみたいと思います。

女性活躍推進法が成立

一億総活躍社会と助成金の関係

こちらの法律はご存知でしょうか。昨年制定された法律で、これから企業は「女性社員の活躍促進」のために様々な施策を実施しないと行けないという内容です。特に社員数301名以上の企業は「義務」となっています。

※300名以下の中小企業は「努力義務」です。

そして実施した企業には優良企業として「認定マーク」がもらえ、商品などに掲載できるという内容です。まだ施行前のため話題になっていませんが、今後政府がきちんと広報し始めると注目されるかもしれません。特に女性向けの商品を扱っている企業などは認定シールをいち早く活用すると売上も上がるかもしれません。

※2016年1月現在は「マイナンバー対応」と「メンタルチェック義務化対応」の方が、どの企業も切羽詰っている状況だと思いますので、まさにこれからようやく認知されていくのだと思います。

そして、こちらが細かい内容になります。

  1. 説明ページ
    http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091025.html
    女性活躍推進法に基づき、国・地方公共団体、301人以上の大企業は、(1)自社の女性の活躍に関する状況把握・課題分析、(2)その課題を解決するのにふさわしい数値目標と取組を盛り込んだ行動計画の策定・届出・周知・公表、(3)自社の女性の活躍に関する情報の公表を行わなければなりません(300人以下の中小企業は努力義務)。
    また、行動計画の届出を行い、女性の活躍推進に関する取組の実施状況が優良な企業については、申請により、厚生労働大臣の認定を受けることができます。認定を受けた企業は、厚生労働大臣が定める認定マークを商品などに付することができます。認定マークについては、今後、定める予定です。

難しい文言が続きますが、要するに「現状を分析し対策を行うこと」ということです。

安心して下さい、発表されてますよ!

ということで、当然ながらそのための助成金も発表されています!

  1. 女性活躍加速化助成金
    http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/joseikin-kasokua.pdf
    女性活躍推進法(※)に基づき、自社の女性の活躍に関する「数値目標」、「数値目標」の達成に向けた取組内容(「取組目標」)等を盛り込んだ「行動計画」を策定し、計画に沿った取組を実施して「取組目標」を達成した事業主及び、数値目標を達成した事業主に対して助成金を支給します。

非常に簡単に説明すると、

  1. 「現状を把握」し「数値目標を設定」することで30万円
  2. 結果に「改善が見られた」ら、さらに追加で30万円

がもらえます。

一億総活躍社会と助成金の関係

女性社員比率がある程度高い企業には、かなり使いやすい助成金だと思います。こちらの費用を元に、実際に女性社員向けのいろいろな施策を実施されてみてはいかがでしょうか。

申請数「ゼロ」で海外へも報道されてしまいました…

この女性支援系の助成金、実は2014年から募集が開始されていたのですが、なんと申請数が「ゼロ」でした。この辺りは海外でも報道されてしまっているそうです。

  1. “安倍首相のウーマノミクスに打撃”助成金申請0件、海外が大きく報じる理由とは
    http://newsphere.jp/politics/20151005-2/

本当にもったいないです!
せっかく国が用意してくれた助成金が、PR不足で「誰も知らないうちに終了してしまう」ということが多々起こっています。

今回の女性活躍加速化助成金は上記のゼロ助成金の反省を踏まえ、手続きを簡素化し、より申請しやすくしたそうです。それでもあまり話題になっていないのが悲しいところですが、是非、本記事をご覧になられた企業経営者の方は申請を検討してみてください。

本年は女性のための助成金(ダジャレではなく)が非常に多く発表されると思います。是非ご活用下さい。

●申請希望の方はこちらの受給チェック診断を実施し、結果画面の最下部からお問い合わせ下さい
 診断・お問い合わせページ

次回は第二新卒をテーマにした助成金が発表されている可能性が高いですので、そちらが出次第、また速報コラムを書きたいと思います!

白石 崇(しらいし たかし)

白石 崇(しらいし たかし)
筑波大学時代、吉田研究室にてコンピュータコミュニケーションを専攻。
大学卒業後、NTTに入社。SE、営業、プロバイダーぷららの企画部を経験。
2001年、(株)サイバーエージェントに入社。同社初のコンテンツ制作部門「メルマガファクトリ」立ち上げ。
2002年、「(株)ライトアップ創業( http://www.writeup.co.jp )。
創業後、企業のメールマガジン編集代行業務から、バズマーケティングと事業領域を広げ、現在ではクラウドサービスの共同開発組合(JDネット: https://jdn.wgps.jp/ )を運営、加盟企業は1,300社超。
また、国内初の「補助金・助成金取得支援クラウドサービス:Jマッチ( http://www.jmatch.jp )」をリリース。
2014年現在14期目突入、社員80名。