経営で困る資金繰りを助ける助成金・補助金についての秘訣を紹介します。年間1000種類以上(一説には3000種類!)存在すると言われてる助成金。申請には労力もリスクも必要ありません!

立替問題とは、補助金に合格しても受給できない?

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補助金・助成金は全て「後払い」

何度かこのコラムでも取り上げていますが、補助金・助成金は全て「後払い」になります。

ものづくり補助金は通常700万円が受給できます。
補助率が2/3ですので、1050万円の経費を使うことで700万円が満額受給できます。
東京都の中小企業応援ファンドであれば800万円で、補助率は1/2です。使うべき経費は1600万円になります。

資金に余裕が無い企業ほど補助金・助成金を申請するのですが、いざ合格すると、今後は逆に資金に余裕が無いとそもそも活用できない、という現象が起きているのです。

今回は、この「立替資金」の確保方法に関して取り上げてみたいと思います。

まずは定番「銀行融資」

  1. メリット:定番、王道
  2. デメリット:審査が厳しい、時間がかかる

もっともおすすめなのは「銀行融資」です。
私も講演などで話をするのは「補助金申請と同時に、その事業計画書を銀行に持ち込んで融資の審査を受けましょう」と伝えています。

国では2013年に各機関に対して、つなぎ融資の積極実施の通達を出しています。銀行の方に「ご存じですか?」と聞いてみたところ「知らないです」と言われてしまいましたので、URLを記載しておきます。

文章を読むとわかりますが、国の方でも全方位的に皆さんを支援しようと頑張っています。

  1. 補助金交付までの間の事業資金に対するつなぎ融資の円滑化を図るための要請について
    http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sogyo/2013/131106tunagi.htm
  2. 中小企業・小規模事業者支援事業におけるつなぎ融資の円滑化について
    http://www.fsa.go.jp/news/25/ginkou/20131107-1.html

ですが、銀行融資はなかなかスピーディーには動いてくれません。
今まで補助金申請企業の方から聞いたり見たりしたアドバイスを3つほど記載させていただきます。ご参考下さい。

意外に知らない3つのポイント

●意外に知らない3つのポイント

  1. 1箇所でも計算間違いがあると不合格(と言われた)
     実話です。「エクセルの間違いじゃないですか」と言い訳をしたそうですが、融資担当者からは「あなたはこの数字をしっかりと管理するのが仕事なんですよ」と言われ、不合格になってしまったそうです。
  2. 審査結果が2週間経っても出なかったら、一旦取り下げる
    基本的に、合格の場合はすぐに結果が判明します。もし創業融資系で2週間以上時間がかかっている時には一旦取り下げることをお薦めします。一度不合格になってしまうと、その後半年は申請できなくなります。取り下げれば、すぐに再挑戦可能です(別の銀行、別の担当者が良いと思います)。
  3. スーツを着る、時間を守る、肘をつかない…
    信金の融資担当の方と打ち合わせをした時に「面接の態度が悪いと不合格にする」と率直に言われたことがありました。就職活動の面接だと思って、きちんと対応することは基本中の基本です。スーツの方が本当に合格率は高いそうです。

意外に多い「ノンバンク」利用

意外に多い「ノンバンク」利用

  1. メリット:審査が甘い
  2. デメリット:金利が高い、心理的に嫌

実際に合格された方に多いのが、ノンバンクの利用です。現在は、銀行系のノンバンク(矛盾した言い方ですが…)も多いため、企業利用も増えているようです。金利も年14%前後と低くなったため、上手く活用すれば確かにお得では有ります。

例えば、300万円を半年借りるとざっくり利息は12万円です。金利は4%。

※こういった金利計算ツールを使うとわかりやすいです
 https://goo.gl/EJiCw6

人によっては、銀行以外からお金を借りるのに抵抗がある方も多いと思います。かくいう私もその一人です。

銀行融資が不調だった時の奥の手として頭の隅においておくのが良いと思います。

ちなみに、補助金申請期間1年間のできるだけ最後の方で借りるほうが結果的に利息が少なくなるので良いと思います

クレディセゾン社の新しい法人カードによる立替

クレディセゾン社の新しい法人カードによる立替<

  1. メリット:審査が甘い、永久不滅ポイントが付く
  2. デメリット:金利がやや高い、少額のみ

最後は「法人カード」による立替方法をご案内します。この手法が一番手軽で、一番利息も安い方法だと思います。いわゆるクレジットカードの分割払いを利用します。

もし皆さんが、補助金・助成金に合格したにもかかわらず銀行融資が上手く行かない時には、この法人カードに申し込むのも良いと思います。

セゾンビジネスカード

法人カードにもかかわらず、会社の決算書の提出などは一切不要です。社長の免許書さえあれば2週間でカードを作成することが可能になります。その代わり、借り入れ可能金額は100万円ほどになることが多いです。それ以上の与信枠設定をご希望される際には、また別途ご連絡ください。

補助金・助成金の受給に関しては、合格してからも多少の課題が発生します。ですが、おおよそは解決策がきちんと用意されているものです。不明な点は、遠慮無くJマッチ事務局までいつでもお気軽にお問い合わせ下さいませ。

それではまた、失礼致します。
また次回も、よろしくお願いします!

白石 崇(しらいし たかし)

白石 崇(しらいし たかし)
筑波大学時代、吉田研究室にてコンピュータコミュニケーションを専攻。
大学卒業後、NTTに入社。SE、営業、プロバイダーぷららの企画部を経験。
2001年、(株)サイバーエージェントに入社。同社初のコンテンツ制作部門「メルマガファクトリ」立ち上げ。
2002年、「(株)ライトアップ創業( http://www.writeup.co.jp )。
創業後、企業のメールマガジン編集代行業務から、バズマーケティングと事業領域を広げ、現在ではクラウドサービスの共同開発組合(JDネット: https://jdn.wgps.jp/ )を運営、加盟企業は1,300社超。
また、国内初の「補助金・助成金取得支援クラウドサービス:Jマッチ( http://www.jmatch.jp )」をリリース。
2014年現在14期目突入、社員80名。