経営で困る資金繰りを助ける助成金・補助金についての秘訣を紹介します。年間1000種類以上(一説には3000種類!)存在すると言われてる助成金。申請には労力もリスクも必要ありません!

どこよりも早い、ものづくり補助金合格事例研究

9月30日(水)ものづくり補助金の合格発表!

先日、ものづくり補助金の合格発表がありました。
ものづくり補助金は10年前からある、新規事業系では「毎年定番」「高額補助金」です。
このコラムを読まれている方の中でも申請経験のある方は多いと思います。

次回こそ!次回こそ!合格したいと考える読者の皆さまに向けて、今回は「どこよりも早い振り返り」をしてみたいと思います。

是非参考にていただき、「来年1月の募集再開」に向けて今から準備進めていきましょう!

「次は来年1月何ですか!?」

そんな噂が出始めました。楽しみですね! ^^

合格事例一覧

まず気になる合格率は「44%」でした。そうです、魔法の割合44%です。
以前から弊社のセミナーではお話していますが、経済産業省が出す主要な補助金の合格率は、だいたい「44%」になります。高くはないけれど低くもない、絶妙な割合です。

(サイトより)平成27年6月25日(木)から8月5日(水)まで公募を行いました。この期間に申請のありました13,350件について、地域採択審査委員会および全国採択審査委員会において厳正な審査を行った結果、5,881件の補助金の採択事業者を決定しました。
合格事例一覧

上記を見るとわかりますが、発表から申請まで「27営業日」しかありません。にもかかわらず、13,350社の会社が申請しています。そして合格発表を見ていると「おなじみの社名」がチラホラと伺えます。

ものづくり補助金は定番の補助金です。「あらかじめ準備」しておくことで、27営業日という短い時間の中でも合格出来る事業計画書を用意できるわけです。

用意は重要です。

合格事例を見てみよう

このPDFファイルが合格事例の一覧になります。まずはクリックしてざっと見てみてください。
本当に様々なものが合格しています。

  1. 平成26年度補正 ものづくり・商業・サービス革新補助金
    2次公募 採択案件一覧(5,881件)
    http://www.chuokai.or.jp/josei/26mh/h26mono-2-saitaku.pdf

「ものづくり」という名称から向上の工作機械や設備用の補助金だと勘違いされる方が未だに多いのですが、もちろんそんなことはありません。

いつものように、どのような合格事例が存在するのか幾つかキーワードごとに調べてみました。

まずは定番、3Dプリンタです。

●3Dプリンタ:24件

  1. 走査式電子顕微鏡と3Dプリンタ導入による晶析操作用攪拌装置の開発
  2. 3Dプリンター導入による、立体造形を利用しての試作品製造体制の確立
  3. 3Dプリンタ導入による都市計画ジオラマ模型制作の生産プロセス革新

増えてきましたね。今回の補助金で24台の3Dプリンタの販売が決定です(笑)
以前、ヤマダ電機の池袋総本店で「ものづくり補助金×3Dプリンタ」の講演をしたことがあります。3Dプリンタも良い物になると800万円位するので、補助金は是非絡めたいところです。

●EC:21件

  1. ECサイトが無くても来店客にネット販売が可能なリアル店向け”どこでも販売”システム
  2. インターネットで直接契約可能な月極駐車場ECサイトの実現
  3. フルオーダーメイドワイシャツが購入できるECサイト:CHOiCE(チョイス)の技術開発計画

意外に多いのが「EC」というキーワード。今回も20件超えていました。ネット販売にチャレンジしたいという経営者の方も多いと思います。ものづくり補助金は狙い目です!

定番系の合格事例をチェック

ITと医療

補助金に合格しやすい業種といえば、皆さん覚えていますか・・?
誤解を恐れずに極端に書くならば、それは「ITと医療」です。
医療には「介護」も含まれます。

●高齢者:40件
●障害者:6件
●介護:44件
●医療:130件!

今回もだいぶ多いですね。この領域で新規事業を考えられているのであれば、ものづくり補助金は相性良いです。

また、こんな言葉でも調べてみました。

●技術:858件
●センサー:25件

ものづくりの「製造業」の方々の合格です。やはり何らかの技術を元にした事業計画書は非常に多いです。

定番系「IT・インターネット」の合格事例をチェック

前回から急増しているのがこの言葉「クラウド」です。

●クラウド:67件

  1. クラウドを活用した高齢者自立支援促進デジタルコンテンツ事業
  2. クラウドソーシング型Webページ作成サービスの開発
  3. 情報通信設備業者のノウハウの詰まった革新的業務用アプリケーションのクラウドサービス事業
  4. 多様な講師が参入可能な資格試験向けクラウド講義配信システムの開発
  5. ブラッシュアップした独自の情報分析手法をクラウド化して提供する事業
  6. 名刺作成におけるクラウド型印刷注文システムの開発
  7. 高齢者熱中症予防と家庭の省エネ対策等のクラウド型サービス事業
  8. 行動予定表自動化システムのパッケージ化・クラウドサービス化
  9. 歯科専用の院内管理クラウドによる院内管理業務生産性向上計画
  10. クラウドサービス導入によるレンタルオフィスの利便性向上

今回は非常に増えました。急増です。取り急ぎ上から10件ほど記載してみましたがいかがでしょうか。硬派なものからすでにどこかにありそうなものまで、いろいろなものが並んでいます。こういうのを見ると、自分も申請しておけばよかったといつも思います^^;

弊社ITツールを開発するのが本業です。Jマッチなどのサービスを「作る」のが得意です。
Jマッチはこちら

●アプリ:31件

  1. 住宅販売専用ARアプリの開発
  2. タイ王国へのスマートフォンアプリ展開・運営支援サービスの開発
  3. 携帯アプリと電波美容器を活用した生活習慣改善指導による新規顧客層への展開
  4. タブレットによる介護予防支援の全身運動アプリによる社会貢献サービス
  5. 地域大学と連携した、外国人のための多言語「地域ニュース」アプリサービスの構築
  6. 国内外ニュースのキュレーションアプリ開発
  7. 神社・仏閣のリピート参拝を促進する「御印アプリパッケージ」の開発と提供
  8. 中国人観光客の効率的な買い物を支援するスマートフォンアプリの開発と提供
  9. 女性消費者と化粧品メーカー間での属性に応じた革新的な商品評価システム及びそのアプリの開発

アプリも健闘しています。個人的には「御印アプリパッケージ」などは伝統と最新技術の融合的な雰囲気でいいですねぇ。どうやって利益を出すのはかなり謎ですが。神社仏閣も広告費を出してくれるご時世なのでしょうか。

最近はやりのキーワードをチェック!

最近ネット業界で流行っている「シェアリングエコノミー」。ガイアの夜明けなどでも特集されています。では少し見てみましょう。

●シェアリング:0件

なんとゼロ件でした。「シェア」では数件ありますが、どれも「市場シェア」という意味であり「共有」という意味ではありませんでした。

意味的に親しい言葉はこちらでしょうか。

●レンタル:6件

  1. タブレット型着物レンタルサービス in 美容室
  2. 美容室専用きものレンタルサイト作成並びに受注管理システム構築事業
  3. ベッド脇に置ける介護用水洗トイレ「水洗おまる」を簡単工事・ワンコインレンタルで提供
  4. IT化とオリジナル自動洗車ライン導入による100円農機レンタル事業の展開

うーん、なんとなくシェアリングエコノミーっぽくはありますが、やはり従来型のレンタルサービスです。まだ早いのでしょうか。

●ソーシャル:1件

  1. ”社会貢献型”ソーシャルペットサービス事業

●SNS:2件

  1. SNSサイト活用販促物の提供サービス
  2. 多様な社会と関わる個人のための、高セキュリティSNSサービス

少ない!前回もう少し合ったのですが、今回は少なくなってしまいました。これは想像でしかありませんが、やはり審査員である税理士・中小企業診断士の方にとって「わかりやすい言葉」で事業計画書を書くという点から、こういったネット用語はさくじょされていったのかもしれません。

最後に、超ホットキーワードで調べて見ると!

超ホットキーワードで調べて見ると

最後に、この言葉でも調べてみました。

●AI:8件→1件

  1. AIアナリスト事業

8件検索されましたが、そのうち7件は社名でした(むしろAIやっていそうですが)。実際は1件ほど。

皆さん、こちらのニュース記事をご存知でしょうか。

むしろその職員の能力がすごいと思うのは私だけでは無いと思います。
しばらく誰も気が付かなかったそうです。

人工知能の発展に伴い、10年後には人間の仕事がなくなる──。英オックスフォード大学による調査です。

今週、ちょうど人工知能のベンチャー企業経営者の方と打ち合わせをします。
いろいろと教えていただこうと思っています。
新しいサービスを作るときには、私自身も是非ものづくり補助金に申請しようと思っています。

ものづくり補助金のトレンドからすると、次の次の次の一年後くらいかもしれません。
ですが、もちろん今から「事前に準備」いたします。補助金は気が長いですよね(笑)。

白石 崇(しらいし たかし)

白石 崇(しらいし たかし)
筑波大学時代、吉田研究室にてコンピュータコミュニケーションを専攻。
大学卒業後、NTTに入社。SE、営業、プロバイダーぷららの企画部を経験。
2001年、(株)サイバーエージェントに入社。同社初のコンテンツ制作部門「メルマガファクトリ」立ち上げ。
2002年、「(株)ライトアップ創業( http://www.writeup.co.jp )。
創業後、企業のメールマガジン編集代行業務から、バズマーケティングと事業領域を広げ、現在ではクラウドサービスの共同開発組合(JDネット: https://jdn.wgps.jp/ )を運営、加盟企業は1,300社超。
また、国内初の「補助金・助成金取得支援クラウドサービス:Jマッチ( http://www.jmatch.jp )」をリリース。
2014年現在14期目突入、社員80名。