経営で困る資金繰りを助ける助成金・補助金についての秘訣を紹介します。年間1000種類以上(一説には3000種類!)存在すると言われてる助成金。申請には労力もリスクも必要ありません!

87%の確率で最大700万円の補助金を貰う方法!?

■人気があるのは、なぜか補助金の方

前回のコラム「補助金 or 助成金、どっちがお得!?」はいかがでしたでしょうか?
私の周囲からは「助成金がお得だとは意外だった」という感想を何件かいただきました。そうなんです、世の中なぜか「補助金の方がお得そう」というイメージがあるのです。

助成金は返さないといけなくて、補助金はもらえるものだから。
これは間違いですので、よくわからない方は改めて前回のコラムを読み直してみてください。

今回は、そんな人気の補助金で、審査を出来る限り有利に合格する方法を説明したいと思います。
しかも「誰でもできる方法」です!

■通常の補助金合格率は「平均40%」

2013年から2014年にかけて人気のあった補助金はこちらです。まずは主要なものを理解すると国や地方自治体の補助金に期待する戦略が見えてくると思います。

創業補助金(ちいさな企業未来補助金)

2013年4月スタート。創業すると200万円、社長交代で500万円、海外事業で700万円。数万人が申請する一大ムーブメントに。

小規模事業者活性化補助金

社員20名以下の企業対象。新規事業に200万円の補助金。対象は製造業からサービス業まで幅広い。

ものづくり補助金

毎年実施されている定番補助金。700万円から1500万円の補助。製造業限定と勘違いされているが、アプリ開発からコワーキングスペース立ち上げまで幅広い事業が対象。

中小企業応援ファンド

都道府県ごとに実施している新規事業支援補助金800万円(東京都の場合)。地域密着、都市課題解決などがテーマ。

2014年までのキーワードはこちらでした。

地域活性、小規模事業者支援、創業支援、そして廃業防止

起業を促す創業補助金も、実際は高齢社長の代替わりに対する補助金の方が2倍以上の金額を提供し、優遇していたのでした。補助金名に惑わされてはいけません。正確には「代替わり促進補助金」だったと言えます。

そして、これら主要補助金の合格率を計算すると約40%となっています。これは本当に絶妙な数字だと思います。高いとは言えません、ですが、低いとも言えないですよね。真面目に事業計画を書いている人がきちんと合格する、そんな目安基準何だと思います。

悩む経営者

■40%を87%にする「簡単な方法」とは

そんな合格率を誰でも2倍に高める方法をお伝えします。
皆さんメモの準備をお願いします!答えはこちら。

申請時期

実は申請時期によって大きく合格率は異なるのです。

・創業補助金の6回目までの合格率詳細

 第1次 前半:87%   後半:87% ※申請数600程度と少ない
 第2次 前半:85%   後半:79% ※申請数2500程度で多少差が出る
 第3次 前半:56%   後半:27% ※申請数1万件超えで倍以上の差

第1次の前半が4月でした。そして第3次の後半が12月24日のクリスマスイブ。ですが残念ながら、そのクリスマス締切がもっとも合格率が低かったのです(27%)。その差の原因は、申請数(応募企業の数)になります。実に20倍以上の申請がその年最後の締切に集中しています。ちなみに第1次の前半はたったの「14件」しか申請数はなかったそうです(しかもその内5件は岡山県に集中…なぜ?)。

通常補助金は何回も締切があります。発表から締切まで約1ヵ月程度とあまり時間はありません。補助金の発表に気付くのが遅れたり(普通気が付きません…)、発表当日に気が付いたとしても、ほとんどの経営者にとって、日常業務を行いながら分厚い申請書を読み解き、事業計画書を一から書く余裕はありません。その為、明らかに「発表直後の締切がもっとも合格率が高くなる」ということになるわけです。

特に創業補助金は、主たる申請者が「ビジネス未経験」の方でした(創業前の)。そのためか、当初半年間は事業計画書を書く方も申請する方も少なく、平均で80%以上の合格率となっています。正に「景気対策を兼ねた大盤振る舞い」の様相です。

ということで、合格率を2倍にする方法とは「真っ先に申請する」ことといえます。

■第1次締切に間に合わせる具体的な方法

では、どうしたら最初の締切に間に合わせることができるのか。
まずは以下の手順で「事前準備」を完璧にしてみてください。

1.まず、助成金補助金取得支援サービス「Jマッチ」にすぐにご登録ください(無料)
2.次にJマッチにログインし、自社の会社情報を登録してください

この作業で、自社で活用できる補助金・助成金が登場すると、すぐにメールが届くようになります。最新情報のチェックが放ったらかしで実現できます。

3.無料の補助金申請説明会に一度は参加し、事業計画書のコツを知ってください

4.そして、補助金発表前に事業計画書を書き始めてください! ※ここが重要!

実は、世の中には毎年同じ補助金を貰って新規事業を実施している企業もいます。そんな優秀な経営者の方は何をしているかというと、予め事業計画書(=申請書)を書き上げているのです。

正直言いまして、創業補助金もものづくり補助金も小規模事業者活性化補助金も申請書類はほとんど同じです。一度書いてしまえば、そのコツはある程度つかむことは可能です。発表前から9割型書き上げておき、発表後、申請書類のフォーマット(これもほとんど同じ)に合わせ1割だけ修正し、すぐに提出する。これだけで合格率が2倍以上に…

言われてみれば非常に簡単な話です。

■つまり、普段から新規事業の事業計画をちゃんと考えている人が勝つ!

ということで、最後のまとめに入りたいと思います。

私がお伝えしたいのは、決して「補助金合格のためのテクニック」というわけではありません。お伝えしたいのは「普段からきちんと新規事業の事業計画を考える癖をつける」ということが重要だということです。

補助金申請は役所の手続きと同じで、申請すれば誰でも同じ条件でもらえるはず、と思い込んでしまっている経営者の方は本当に多いです。

そうではありません。新規事業は資金確保の段階から始まっているのです。
何か良い事業計画を思いついたら、当然ながら他社に先駆けて始めた企業が勝ちます。それがベンチャーです。補助金申請も同様です。他社に先駆けて「ベンチャーキャピタルをまわり」「銀行と融資交渉を実施し」「新規事業系の補助金全てに申請する」。それを実施したベンチャー企業が「勝つ」と思います。

迷ったら実行!
この週末、一度申請書を書いてみてはいかがでしょうか・・・?
一生もののスキルになると思います!

※主要な補助金・助成金の申請書類はこちらからダウンロード可能です!

補助金・助成金申請書ダウンロード

 

白石 崇(しらいし たかし)

白石 崇(しらいし たかし)
筑波大学時代、吉田研究室にてコンピュータコミュニケーションを専攻。
大学卒業後、NTTに入社。SE、営業、プロバイダーぷららの企画部を経験。
2001年、(株)サイバーエージェントに入社。同社初のコンテンツ制作部門「メルマガファクトリ」立ち上げ。
2002年、「(株)ライトアップ創業( http://www.writeup.co.jp )。
創業後、企業のメールマガジン編集代行業務から、バズマーケティングと事業領域を広げ、現在ではクラウドサービスの共同開発組合(JDネット: https://jdn.wgps.jp/ )を運営、加盟企業は1,300社超。
また、国内初の「補助金・助成金取得支援クラウドサービス:Jマッチ( http://www.jmatch.jp )」をリリース。
2014年現在14期目突入、社員80名。