便利設定:日付の入力/オートコンプリート
前回は、日付や署名の入力位置を指定する「右揃え」や「中央揃え」などをご紹介しました。ところで、日付を入力するときって、「あれ、今日何日だったっけ?」と、その日の日付が曖昧になってることありませんか? カレンダーで確認してもいいのですが、Wordにはその手間を省いてくれる機能が備わっています。 ということで今回は、とても便利な日付入力の方法をご紹介!
今日の日付を忘れていても、日付を入れる方法って?
Wordには、書き手の意図を察知してくれる、オートコンプリート機能というものがあります。 例えば、「平成」と入力して確定すると、「この人は日付を入力するつもりだ」とWordが認識し、あとに続く言葉として、平成から始まるその日の日付を下記のようにポップヒントで提示してくれます。
このように、たとえ今日の日付を知らなくとも日付の挿入ができるのです。 この日付入力には下記のバリエーションがあります。シーンや好みに応じて使い分けてみてください!
入力 | 挿入される語句 |
「平成」 | 平成22年6月16日 |
「2010」(西暦で半角数字4桁) | 2010/06/16 |
「2010年」(西暦で半角数字4桁) | 2010年6月16日 |
「2010」(西暦で全角数字4桁) | 2010年6月16日 |
ちなみに、ポップヒントが出るタイミングは、「平成」や「2010」の文字を打ちこみ、〔Enter〕キーで確定を行ったあとです。変換しただけでは現れませんのでご注意を!
上記を理解していれば、日付入力はとっても手軽にそして間違いなく行えますよね。ぜひマスターあれ!
※ Word 2007では、この機能は常に有効となっていますが、それより前のオートコンプリート機能のあるバージョンでは、オートコンプリートのオン/オフの切り替えが可能なため、オフになっている場合、ポップヒントは現れません。
ここでは、Word 2003 を例に、オートコンプリートを有効にする方法もご紹介します。
1.[挿入] メニューの [定型句] から[定型句] をクリックします。
2.[登録名の先頭の数文字の入力で候補を表示する] のチェックボックスにチェックをつけます。
これでオートコンプリート機能をオンにすることができます。