起業支援サイト「ドリームゲート」で累計面談相談数全国1位の中野裕哲氏。会社の作り方がわかる一冊「一番わかる会社設立と運営のしかた」(西東社)でもお馴染みの税理士が資金調達について伝授。

 第35回 起業家のための創業融資入門7

第35回 起業家のための創業融資入門7

さて、前回に続いて、創業融資について解説します。今回は融資審査の「要」ともいえる「返済の可能性」についてお話しいたします。

創業融資として起業家にお金を貸す金融機関として、最も重視することは何だと思いますか?利息収入が入ってくることも重要ですが、それよりも何よりも、無事にお金が返ってくることが最も大事なことです。

それもそのはず、貸す相手は、まだよちよち歩きの経営者一年生。まだ経営が不安定な中で、一定の売上を上げ、その中から返済するというのは至難の業であるはずです。金融機関としては、どんな計画で売上や利益を上げ、どのように返済するのか、つまりは返済の可能性が十分になるのかが、とても気になるところなのです。

どんなに情熱をもっていても、どんなに社会に有益なビジネスだとしても、融資が返済できるだけの利益があがるものでなければ貸せない。そういった視点で冷徹な審査がなされると思っておいてください。

 具体的にはどうすればいいのか

返済の可能性があるかないかは、事業計画書上の利益の推移とその妥当性を審査していくことになります。

ざっくりとですが、「税金を引いたあとの月の利益>月々の返済額」

になっているかどうか、そして、そのことに説得力があるかどうかです。

よくある失敗例としては、このことを全く無視して、赤字続きの事業計画書を作成してしまうケース。金融機関としては、貸したくても貸せないということになってしまいます。
目安としては融資が実行されてから半年くらいで上記の式を満たして、返済できる状態になっていることです。

もちろん、数字だけ返せる計画にしておけばOK!なんてことではありません。経験などに裏打ちされた数字かどうか、注文書をすでにもらっているなど、客観的な裏付けがあるかどうかなどがチェックされます。

いかがでしたでしょうか。

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起業コンサルV-Spiritsグループ
税理士法人・社会保険労務士法人・行政書士法人・司法書士事務所V-Spirits
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中野 裕哲(なかの ひろあき)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、
ファイナンシャルプランナー(CFP(R)、一級ファイナンシャルプランニング技能士)。
起業コンサルV-Spiritsグループ代表(税理士法人・社会保険労務士法人・行政書士法人・司法書士事務所・株式会社V-Spirits/V-Spirits会計コンシェル・給与コンシェル・FPマネーコンシェル株式会社)。

起業家支援をライフワークとし、起業準備から起業後の経営に至るまで、窓口ひとつでまるごと支援する「まるごと起業支援ドットコム」を主催。
「起業支援を通して、この国を挑戦者であふれる国にしたい!日本を元気にしたい!」という理念のもと、年間約300件の起業相談を無料で受け、多くの起業家を世に送り出している。
日本最大級の起業支援ポータルサイト経済産業省後援DREAM GATEにて3年連続相談件数日本一。最優秀賞他8部門で受賞。起業の最前線、現場での支援経験に基づく独自の起業・独立ノウハウに定評がある。

All About「起業・会社設立のノウハウ」(オールアバウト社)にて公式記事執筆を担当。その他、TV、雑誌、新聞等の各種メディアにて起業に関する解説実績多数。著書・監修書は「一日も早く起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」(明日香出版社)、「オールカラー個人事業の始め方」(西東社)、「オールカラー 一番わかる会社設立と運営のしかた」(西東社)など多数。

専門分野はビジネスプランのブラッシュアップ、事業計画書作成指導、創業融資、助成金・ 補助金の獲得支援、税務会計、人事労務、会社設立、許認可サポートなど。その他にもオフィス・店舗物件探し、ブランディング、マーケティング、メディア戦略、出版戦略、集客・販促などのアドバイス、人脈の紹介まで行う。