みなさんお待ちかねの定番補助金。小規模事業者持続化補助金(以下、持続化補助金)の応募受付が始まりました。持続化補助金とは、小規模事業者が販路開拓に取り組む費用の2/3が補助されるものです。小規模な企業向けということで、スタートアップやベンチャー企業の多くで利用されています。今回は創業者も重点的に支援されます。確認していきましょう。
【補助対象者】
小規模事業者が対象となります。定義は次の表の通りです。
商業・サービス業(宿泊・娯楽以外) | 常時使用する従業員の数 5人以下 |
商業・サービス業のうち宿泊・娯楽 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
製造業その他 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
注意したいのは従業員の定義です。従業員には法人の代表者や役員、個人事業主は含めません。いわゆるパート労働者も含めませんが、フルタイムで働く場合は含める場合もあり個別事業者ごとに判断されます。
【補助金額上限】
50万円(75万円の経費を使って50万円がキャッシュバックされるイメージです。)
なお、平成28年度〜30年度の間に特定創業支援事業を受講したことがある場合には上限が100万円に引き上げられます。
【補助対象経費】
販路開拓に伴う経費が対象になります。
@機械装置等費 A広報費 B展示会等出展費 C旅費 D開発費 E資料購入費
F雑役務費 G借料 H専門家謝金 I専門家旅費 J車両購入費(買い物弱者対策のみ)
K設備処分費 L委託費 M外注費
イメージとして次のようなものが対象になります。
・新商品を陳列するための棚購入
・新たな販促用チラシの作成、配布
・新たな販促用PR(マスコミ媒体やウェブサイトでの広告)
・商談会、見本市への出展
・店舗改装(小売店の陳列レイアウト改良 、飲食店の改修を含む)
・商品パッケージ(包装)の改良
・ネット販売システムの構築
・移動販売
・出張・新商品の開発
・販促品の製造、調達 など
チラシ作成や広告の出稿、展示会への出展など販路開拓に直接関わるものだけでなく、専門家のアドバイスを受け支払う謝金や出展する展示会へ出向く旅費など間接的なものまで幅広く認められます。
【応募期間】
受付開始日:2019年4月25日(木)
締切日 : 2019年6月12日(水)[締切日当日消印有効]
【エリア制限】
今回の募集は商工会議所の管轄エリアで事業を行っている事業者のみが対象です。商工会管轄エリアの場合は、後日の発表をお待ちください。
【応募にあたって】
応募には経営計画書、補助事業計画書などの他に、商工会議所が発行する事業支援計画書が必要になります。混み具合により商工会議所等での確認に時間がかかることも考えられますので、余裕を持って準備することをお奨めします。
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