起業支援サイト「ドリームゲート」で累計面談相談数全国1位の中野裕哲氏。会社の作り方がわかる一冊「一番わかる会社設立と運営のしかた」(西東社)でもお馴染みの税理士が資金調達について伝授。

第8回 速報!創業補助金

起業家向けの補助金、「創業補助金」をご存知でしょうか?
起業家を支援する目的で一昨年から始まった国の補助金制度です。うまく活用すれば、非常に有利に起業できるこの制度。ただ、募集期間も短く、知らなければもらえる可能性はゼロとなってしまいます。
そこで、このコーナーでは、ウェブメディアの速報性を武器として、起業家のみなさまに最新情報を速報でお伝えしていこうと思います。

今回はまず、現段階で発表されている情報、そして、注意しておくべきことについて速報していきます。

第8回 速報!創業補助金

■補助金の特徴

補助金の特徴をかんたんに説明します。まずは全体像をつかんでください。

1) 基本的には返済不要で最大200万円〜1000万円の補助が受けられます。
今年は2種類を予定しています。

・1 新規創業…最大200万円
新たに起業する人が対象です。

・2 第二創業…最大1000万円
既存の会社の事業承継をし、新事業に進出(商売替えをする)予定の方

2) 補助対象経費の2/3が補助されます。
つまりは、新規創業だとしたら、300万円の補助対象経費を使い、後で国から200万円のキャッシュバックを受けられるというイメージです。

3) 審査員による審査があります。
全員がもらえるわけではありません。審査員による審査があります。審査されるのは事業計画書の内容です。今までの例でいうと、合格率(採択率といいます)は、80%〜30%程度。回によって違います。

4) 認定支援機関の支援を受けることが必須要件
この補助金を受けるためには、認定支援機関の支援が必須要件となっています。認定支援機関とは国が認定した支援機関。弊所も、もちろん認定支援機関に認定されています。
参考情報:全国の認定支援機関一覧

■今年の特徴は? 現段階で決まっていること

起業家にとって、かなり魅力的な補助金だということがご理解いただけたかと思います。

では、今年の募集がどのように行われるか、最新情報をお伝えします。

例年、創業補助金の募集情報は、突如として発表され、短い期間で募集が終わるパターンが続いています。今回に関しても同様だと思われますが、今年は一部の情報だけが、平成27年2月13日(金)に中小企業庁より先に発表されました。

今回はまず、このことを速報していきます。

■募集開始時期

今年の特徴として、平成26年度補正予算としての予算分と平成27年度本予算としての予算分、両方の募集がある点があげられます。以下の日程が予定として発表されています。まずは募集時期の概要をチェックしておいてください。

・平成26年度補正予算分 :平成27年3月初旬 募集開始予定
・平成27年度本予算分  :平成27年4月初旬 募集開始予定

■対象者の創業等の時期

・新規創業:募集開始〜補助事業終了日の間に創業予定の人
・第二創業:募集開始の前後6ヶ月以内に事業承継を実施し、かつ、募集開始日から補助事業終了日の間に新事業に進出する予定の方

ココがポイントです!対象者の創業時期が昨年と違います!

第8回 速報!創業補助金

新規創業に関しては、募集開始日現在ですでに起業してしまっている方は「対象外」になります。ご注意ください。創業補助金に応募することを検討されている方は、公募が開始するまで会社の設立や開業届の提出は控えた方が良いです。フライングすると対象外となり、もらえる可能性がなくなります。

ちなみに昨年の平成25年度補正予算の創業促進補助金はH24補正予算時の基金を引き継いでいる関係でH24補正時の要件を踏襲していました。つまりは1年以上前に起業した人もさかのぼって対象になったのです。今年も昨年と同じ要件だと勘違いしてしまうと対象外になる可能性が大です。十分にご注意ください。

■参考情報

中小企業庁 平成27年2月13日発表
平成26年度補正予算事業「創業・第二創業促進補助金(創業者等支援事業)」及び
平成27年度予算事業「創業・第二創業促進補助金」の創業時期等募集要件のお知らせ

■今後について

現状、発表されているのはこのような募集時期や対象者の創業時期などだけです。後日、募集時期や細かい要件などの詳細な募集要項が発表される予定です。正確な募集開始日は現段階では未定ですが、近々起業する予定のある方など対象になりそうな方は、マメに情報収集しておくことをオススメします。特に前述のように会社設立や個人事業での開業届提出を検討していた方は、ご注意ください。

私は、今までの累計で約50件の創業補助金の採択支援経験があります。この経験を活かして、こちらのサイトで、追って詳細を速報する予定です。早く正確な情報を提供していきますので、ぜひお見逃しなく!

事業計画書の作り込みなど、事前準備が重要にも関わらず、募集期間が短いのが特徴です。認定支援機関に早めに相談するなど、事前に準備しておくことをオススメします。弊所でも無料相談を随時お受けしております。気になった方は、一度、ご相談ください。

中野 裕哲(なかの ひろあき)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、
ファイナンシャルプランナー(CFP(R)、一級ファイナンシャルプランニング技能士)。
起業コンサルV-Spiritsグループ代表(税理士法人・社会保険労務士法人・行政書士法人・司法書士事務所・株式会社V-Spirits/V-Spirits会計コンシェル・給与コンシェル・FPマネーコンシェル株式会社)。

起業家支援をライフワークとし、起業準備から起業後の経営に至るまで、窓口ひとつでまるごと支援する「まるごと起業支援ドットコム」を主催。
「起業支援を通して、この国を挑戦者であふれる国にしたい!日本を元気にしたい!」という理念のもと、年間約300件の起業相談を無料で受け、多くの起業家を世に送り出している。
日本最大級の起業支援ポータルサイト経済産業省後援DREAM GATEにて6年連続面談相談件数日本一。最優秀賞他8部門で受賞。起業の最前線、現場での支援経験に基づく独自の起業・独立ノウハウに定評がある。

All About「起業・会社設立のノウハウ」(オールアバウト社)にて公式記事執筆を担当。その他、TV、雑誌、新聞等の各種メディアにて起業に関する解説実績多数。著書・監修書は「一日も早く起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」(明日香出版社)、「オールカラー個人事業の始め方」(西東社)、「オールカラー 一番わかる会社設立と運営のしかた」(西東社)など多数。

専門分野はビジネスプランのブラッシュアップ、事業計画書作成指導、創業融資、助成金・ 補助金の獲得支援、税務会計、人事労務、会社設立、許認可サポートなど。その他にもオフィス・店舗物件探し、ブランディング、マーケティング、メディア戦略、出版戦略、集客・販促などのアドバイス、人脈の紹介まで行う。