新品の飛行機、初めて見た! オトナの「ANA機体工場」見学 〜後編〜

実は、機体メンテナンスセンター(前編参照)の隣に、もうひとつの新しい格納庫が完成しています。その新格納庫は大型機1機と中型機2機の合計3機(最大で大型機3機)を格納でき、最新の設備を備えているとのことで、さっそく見学。

機体メンテナンスセンターの外を眺めながら、お隣の新格納庫へ移動!

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しかしすごい光景! 目の前で離着陸する様子が見られます。

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お隣にはすでに大型機が! かなり大きい!

この新格納庫は、現在のANAの主力機として活躍するボーイング777(通称トリプルセブン)のメンテナンスの他、もう一つの重要なミッションのために建てられたらしい。 数年後にパイロットになるべく学んでいるという、整備本部の近藤さん、笠井さんに聞いてみると興味深いお話が。

「ANAが世界に先駆けて就航するボーイング787という最新鋭機があるのですが」
ボーイング787と言えば、大型のジャンボ機並みの航行距離を誇る、次世代の中型ジェット旅客機だ!
「2010年末頃の予定で就航するボーイング787の整備のために作ったのが、この新格納庫なんです」

飛行機の開発には、ローンチカスタマーと呼ばれる、新型機開発に協力できるだけの力を持った企業の存在が不可欠と言われる。そのローンチカスタマーとなったANAは、このボーイング787の開発に関して、膨大な就航データはもちろん豊富な経験などあらゆる面から開発協力を行い、世界で一番早くボーイング787を就航できるのだそう。

残念ながらボーイング787を新格納庫で見れるのはしばらく先。
しかし「エース」であるボーイング777を間近で見れば、再び興奮とともに童心にかえってしまうことになるでしょう!

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整備本部の笠井さんに脇に立っていただきました。
かなり大きい“トリプルセブン”です!

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もっと近寄ってみましょう。どこかで見たことがあるような意匠ですが・・・。

「新幹線の連結部分を思い起こす方も多いのですが、これはレドームと言って、300km先までチャッチできる気象レーダーが搭載されているんですよ」
300kmといえば、ざっと東京から仙台、または、名古屋あたりだろうか。
しかしこうして見上げると、迫力があります。

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普段はこうして整備士の方々がお仕事をしています。
ここでも女性の整備士の方が活躍していました。

そしてこの日、新格納庫にはもう一機の飛行機が。
しかもこれ、新車、いや、新機です。
新品の飛行機って初めて見ました・・・。

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小型機の代表格、ボーイング737です。
またもや笑顔で登場の笠井さん(表情は見えませんが)

さあ、また近寄ってみましょう。

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エンジン部分がビニールで保護されています
新車、いや、新機って感じですね。

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後ろから見ると、いろんな部分がビニールで保護されています。これから剥がされていくんですね。
大空に飛び立つ日も近そうです。
ところで、衝動的に、この胴体の真下に滑り込んでみたくなりました。

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というわけで、最後にチャレンジした写真。
本来は、見学の際に飛行機の下をくぐることは禁止されているのですが、
今回は特別な許可をいただいて、B737の下に滑りこんでみたところです。
胡坐をかいて座れるくらいの高さでした。

子供のころ、超合金でできたジャンボジェット機の模型を手に部屋中を駆け回り、世界中を自由に“飛行”した経験があるという読者も多いのではないでしょうか。編集部一同、そうしたノスタルジックな想いや非日常的な体験への期待を胸に訪れた『ANA機体工場見学』でしたが、実際に見学してみて本当に大満足です。
みなさんも機会があれば、ぜひ実際に訪れてみてはいかがでしょうか。

今回の見学先 | ANA機体工場見学 | ANA

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一般申込みが可能な『ANA機体工場見学』は、整備士がリアルに仕事をしている傍ら、巨大な格納庫で整備を受ける飛行機を見学することができます。その日によって格納される機体が異なるため、見学コースは当日までのお楽しみ。

http://www.ana.co.jp/cp/kengaku/

※今回の見学コースや写真撮影の一部は、取材のために特別な許可をいただいているものがあります。
※一般見学に関する予約方法や注意事項等、詳しくは上記ウェブサイトでご確認ください。